【ニュース】 大野市など、産学官協働により「星空に優しい照明」を試験設置、国際ダークスカイ協会の「星空保護区制度」認定を目指す 福井県大野市
2020.10.30
大野市(石山志保市長)・福井工業大学(福井県福井市、掛下知行学長)・パナソニック株式会社(大阪府門真市、津賀一宏社長)の3者は、産学官協働により、「星空に優しい照明(光害対策型防犯灯)」を大野市内に試験設置する。
国際ダークスカイ協会が行っている星空保護区制度の認定を目指すための活動の一環。
試験設置により、星空への光漏れがないことと、地域住民の生活に必要な明るさが確保されていることを確認する。
今後、同市では令和3年~4年度に南六呂師地区の光害対策を行い、令和5年度にアジア初の星空保護区アーバン・ナイトスカイプレイス部門の認定を目指す。
同市と同大学は平成30年度に相互連携協定を締結、「日本一の星空」を活用した地域活性化を推進してきた。
今回は、パナソニック ライフソリューションズ社が開発し、令和2年1月に日本で初めて国際ダークスカイ協会による「星空に優しい照明」の認証を取得した防犯灯を試験設置する。
「星空に優しい照明」光害対策型防犯灯は、色温度3000K(暖色)、上方光束比0%(上空に光が漏れない)などの特徴があるという。
試験設置する「星空に優しい照明」のうち、「モデル灯A」は道路幅員の広い県道等に導入を検討中、「モデル灯B」は市道に導入を検討中。
設置時期は「モデル灯A」が2020年11月9日、「モデル灯B」が時期を調整中。
設置場所は県道26号線六呂師高原簡易郵便局付近。