【ニュース】 ちの観光まちづくり推進機構、開業を延期していた古民家宿泊施設「ヤマウラステイ」を10月16日宿泊分よりプレオープン 長野県茅野市

2020.09.29
一般社団法人ちの観光まちづくり推進機構(長野県茅野市、宮坂孝雄代表)は、新型コロナウイルスの影響を受け、今年5月の開業を延期していた古民家宿泊施設「ヤマウラステイ」(長野県茅野市)を2020年10月16日宿泊分よりオープンする。
オープンにあたっては感染症対策を徹底、オープンから2021年1月31日まではプレオープン期間とし、通常料金より15%引きの宿泊料金で案内するという。
プレオープン期間は金・土・日・月・祝日の宿泊のみ受け付ける。

「ヤマウラステイ」とは、同機構で進めている「観光まちづくり」の柱として、茅野市内で年月を重ねてきた4棟の風情ある古民家を利用し、一棟貸し素泊まりの宿泊施設として運営するもの。
4棟の古民家の改修にあたっては、日本文化研究・古民家改修の第一人者として知られるアレックス・カー氏がプロデュースを行い、長い歴史が積み重ねてきた柱や壁、家自体が持つ歴史の風格や美しさを大切にしつつ、機能の面で大規模な改修を施した。

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同機構では、「ヤマウラステイ」を地域への入口と位置づけ、滞在中に地域の生活を垣間見られる郷土料理体験や、地元ガイドの案内で町をめぐる町歩きなどの滞在交流プログラム「ちの旅アクティビティ」を提供。
「ヤマウラステイ」と「ちの旅」による観光客と住民との交流を通じ、美しい風景、まちなみ、伝統的な暮らしや食文化などの地域の魅力を残しつつ、持続可能な地域をつくることを目指す。

趣の異なる古民家は「清水(きよみず)」「花兎(はなと)」「金渓(きんけい)」「渋道(しぶみち)」の4つ。

「清水(きよみず)」は、川のせせらぎや田園風景、古い民家などが残された、山奥へ向かう道にひっそりと佇むまさに「隠れ里」と呼ぶべき集落に建つ邸宅。
家の一角にはかつての厩(うまや)があり、その高い天井を活かし、吹き抜けのリビングに改修した。

「花兎(はなと)」は、母屋に寄り添うように建つ隠居。
バスルームから見る、蔵を含めた景色が見どころの一つだという。

「金渓(きんけい)」は川向うに建つ、明治期に建てられたと伝わる山すその家。
寝室やリビングでは、八ヶ岳の雄大さを感じながら過ごせるという。

「渋道(しぶみち)」は開業準備中(開業時期未定)。