【ニュース】 三承工業、防災士をアドバイザーに起用し、ポストコロナと災害に備えたモデルハウスを建築、災害時には避難所として開放 岐阜県岐南町

2020.09.28
三承工業株式会社(岐阜県岐阜市、西岡徹人代表)はこのほど、ポストコロナと災害に備えた家創りを目的に「平島モデルハウス」(岐阜県岐南町)を建築した。

同モデルハウスでは、大規模地震等の災害に対し、自宅での防災の取り組みを推進するため、防災士をアドバイザーに起用。
内装の下地を強化し、大型家具の転倒防止対策を前提とした施工を行うことで転倒防止用金具の採用比率の向上を目指すとともに、備蓄庫の確保や、災害時に玄関以外からの出入り口を確保するための勝手口の設置などを提案する。

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また、ウッドデッキを設置した庭では、BBQを楽しみながらアウトドア用品を使い慣らすことで、万が一の際に行政に頼り切らず各世帯で命を守る工夫も提案。

さらに同モデルハウスでは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う「3密の回避」や「ソーシャルディスタンスの確保」など、他者との社会的距離が保てないという課題を軽減するため、災害等には避難所として開放する。
各居室を利用することで、3~4家族分の避難所としての利用を可能にし、避難所不足解消の一助を目指す。

なお同社では、災害に備えた自助の知識と技能の習得を推進するため、子育て世代を対象とした防災セミナーも企画しているという。