【ニュース】 YKK AP、エコフィールドと共働し、中古戸建住宅の性能向上リノベーション実証プロジェクトの中部地方初物件となる「静岡 富士の家」を竣工 静岡県富士市
2020.09.14
YKK AP株式会社(東京都千代田区、堀秀充社長)は、エコで健康志向の家づくりを推進するエコフィールド株式会社(静岡県富士市、強矢到社長)と共働し、中古戸建住宅の性能向上リノベーション実証プロジェクトの中部地方初物件となる「静岡 富士の家」(静岡県富士市)を竣工した。
同物件は、築45年の木造住宅を、「断熱」と「耐震」の性能向上にこだわり、現在一般的な新築住宅の性能を上回るレベルへとリノベーションしたもの。
断熱性能には、住まいの中で熱の流出入が最も多い「窓」の選択が重要だが、同物件ではYKK APで最も断熱性能の高い高性能トリプルガラス樹脂窓「APW (エーピーダブリュー) 430」へ入れ替えたことなどで、住宅の断熱性能が改修前の約4倍に向上、北海道並みの断熱レベルを実現したという。
耐震性能の向上では、YKK APの開口部耐震商品「FRAMEⅡ(フレーム ツー)」を採用。
窓の数や面積を減らさずに開口部の耐力壁量を増やしたことなどで、震度6強の地震でも倒壊しない耐震等級3相当の強度まで高めた。
また、同プロジェクトとしては初の取り組みとなる「動的耐震診断」を実施、より詳細な耐震性能を確認しているという。
なお同物件は、両社のコンセプトモデルハウスとして事業者や一般向けに一定期間公開する。
「静岡 富士の家」の物件所は静岡県富士市富士見台。
敷地面積は233.21㎡、延床面積は106.83㎡。
構造・規模は木造在来軸組工法・2階建。
既存建築年は1975年(築45年)、改修工事期間は2020年2月~7月。
事業主、設計・施工はエコフィールド株式会社。