2020.09.02
西鉄観光バス株式会社（福岡市中央区、中倉淳一社長）は9月1日、福岡市教育委員会の協力により、社会科見学をリモートで行う「オンライン社会科見学」のサービスを開始した。

同サービスは、例年福岡市内の小学校で行われていた社会科見学が新型コロナウイルスの影響で今年度中止となったことを受けたもの。
同サービスでは、学習の流れに沿った見学コースを作成、授業の一環として、多くの児童が実際にバスに乗って社会科見学に行ったような気分を味わいながら、福岡の歴史や文化を楽しく学べるとしている。

利用にあたっては、体育館等の広い場所を使って大きく映写をすることで、クラスや学年単位で参加可能。
バス会社だからこそ提供できる、車窓からの風景（映像）に合わせたバスガイドの案内など、バスに乗っているかのような臨場感を楽しめるという。

コースは、社会科の学習の流れに沿った伝統産業や治水について学ぶ「小石原+大石堰」コ－スを準備。
同コースのうち、小石原伝統産業会館（福岡県東峰村）では、オンラインで現地の人と実際にやり取りをしながら見学、伝統産業「小石原焼」について動画で作り方を学んだ後、その場で実際に湯呑みの絵付作業を体験できる。
実際に絵付けを行った「小石原焼」の湯呑みは、後日完成品を届けるという。

「オンライン社会科見学」の受付期間は2021年3月31日まで。
料金は小石原コースが1人2,500円（実費相当分）。
対象学校は福岡市内全ての小学校。