2020.06.24
三井不動産株式会社（東京都中央区、菰田正信社長）は、栄地区に所在する久屋大通公園（北エリア・テレビ塔エリア）で、公園と店舗が一体になった「Hisaya-odori Park」（愛称、ヒサヤオオドオリパーク、名古屋市中区）を2020年秋にオープンする。

同事業は名古屋市が策定した「栄地区グランドビジョン」に基づき、2017年10月に実施された錦通から外堀通までのエリアの整備運営を行う事業者の公募で、同社が2018年2月に事業者として選定され進めてきたもの。
南北約1kmにわたる公園に24棟の店舗施設を設置、公園とあわせて運営・維持管理を行うPark-PFI制度を用いた事業として日本最大級のプロジェクトとなる。
Park-PFI制度と指定管理者制度による持続的な公園運営を行い、公園の質および来園者の利便性の向上を図りながら、これからの公園事業を牽引する存在を目指す。

久屋大通公園の再生は、栄地区全体へ賑わい効果を波及させるリーディングプロジェクト。
市民や国内外からの観光客が利用しやすい公園とするため、全面的な再整備を行った。
健全な樹木環境の整備のほか、誰もが利用しやすい公園として、約1万㎡におよぶ多目的広場を新たに整備する。

公園内は、大型芝生広場を擁する「学びの森ゾーン」、小径のそぞろ歩きを楽しむ「アーバンリゾートゾーン」、日常をより豊かにする「コミュニケーションゾーン」、名古屋の魅力を発信する「新たなシンボルゾーン」で構成。

通常は来園者が思い思いの時間を過ごせる空間とし、災害時には一時的な広域避難所として利用可能とする。
また、様々なアクティビティにも活用され、イベントの実施や文化・交流の促進につながる機会も提供。

また、観光の拠点として、名古屋を代表する新たなスポットに全長80mの大きな水盤を設置、夜には照明や音楽による印象的な空間演出を行うことを予定。
国内外の観光バスを受け入れる乗降場も整備し、タイムズ24株式会社のWEB予約システムの導入と運営管理により利便性を高める。

店舗施設は、全国の人気店をはじめ、名古屋市内初出店となる21店舗を含む約35の飲食・物販店舗が出店し、市民の日常的な憩いの場としての役割から、ファッション・スポーツ・グルメ・コミュニケーション・リフレッシュなど多彩なサービスを提供する。

「Hisaya-odori Park」の所在地 は名古屋市中区丸の内三丁目、錦三丁目 他、交通は名古屋市営地下鉄東山線・名城線「栄」駅隣接、名古屋市営地下鉄名城線・桜通線「久屋大通」駅隣接。
敷地面積は約5万4,122㎡、延床面積は約8,062㎡、貸床面積は約7,243㎡。
構造・規模は鉄骨造・2階建て（一部平屋）。
店舗数は約35店舗。
営業時間は、公園が24時間開放（一部施設は夜間の使用不可）、店舗が11時～23時（予定）・施設の営業時間については各店舗により異なる。