【ニュース】 国立がん研究センターと三井不動産、柏の葉スマートシティで病院と連携した宿泊施設を建設 千葉県柏市

2020.06.24
国立研究開発法人国立がん研究センター(東京都中央区、中釜斉理事長)と三井不動産株式会社(東京都中央区、菰田正信社長)は、5月27日付で国立がん研究センター東病院(千葉県柏市、大津敦病院長)の土地の一部を三井不動産に賃貸する事業用定期借地契約を締結した。

がん患者や付き添いの家族の利便向上と、柏の葉エリアでの新たな診療モデル創出を目的とした宿泊施設を整備するのが目的。

同病院は、近郊だけでなく国内外の遠方からも含め、年間約30万人弱のがん患者が利用。
放射線治療や薬物療法等の一定期間の通院治療を必要とする場合、遠隔地からの通院は身体的な負担も大きいことから、近隣に宿泊や滞在できる施設が求められていたという。
今回建設する宿泊施設は客室数140室程度で、患者と付き添い者が一緒に過ごせる広めの客室や、中長期滞在者のためのキッチンや家電などを備えた客室も整備する予定。

宿泊施設の建設予定地は千葉県柏市柏の葉6丁目5番1、交通は首都圏新都心鉄道つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅西口よりバスで約6分。
敷地面積は約3,950㎡。
着工は2020年12月頃(予定)、開業時期は2022年夏頃(予定)。