【ニュース】 大井川鐵道、新型コロナの影響で4月初旬より運休していたSL列車「かわね路号」と「井川線」の営業運転を6月20日より再開 静岡県島田市
2020.06.11
大井川鐵道株式会社(静岡県島田市、鈴木肇社長)は、新型コロナウイルス感染拡大等の状勢を踏まえ、4月初旬より運休していたSL列車「かわね路号」と「井川線」の営業運転を6月20日より再開する。
SL「かわね路号」では、間隔を空けた座席配置を実施、当面の間、乗車人員を制限する。
走行中は車内換気のため、原則として客室車両の窓を開けて走行(SL列車は構造上、煙突から煤が飛ぶ可能性あり)するほか、始発駅出発前に客室車両を換気し、座席への消毒作業を行う。
当面の間、専務車掌による車内サービスは音声アナウンスのみとし、車内販売(物販、フォトサービス)も自粛するという。
一方「井川線」は、自由席となるが、間隔を開けた座席配置に協力してもらい、密集の恐れのある際には乗車の制限を行うことがある。
走行中は車内換気のため、原則として客室車両の窓を開けて走行、始発駅出発前に客室車両を換気し、座席への消毒作業を行う。
なお、SL「かわね路号」「井川線」ともに、乗客はマスクの持参が必要(改札時に確認、幼児は感染予防対策徹底の上乗車)。
当日の体温測定で37.5℃以上の人は乗車を断るとしている。
また、主要駅改札口や車内等に消毒液を設置し、施設内の扉・窓を開放するなど換気を行うほか、発券窓口やレジカウンターには飛沫拡散防止のためビニールシートやアクリル板を設置。
接客を行う従業員はマスク・フェイスシールド等を着用し業務にあたり、手洗い・うがいの励行、出勤時に検温を実施、発熱や咳などの症状がある場合は出勤しないようにしているという。