【ニュース】 大和エナジー・インフラ、グリーン・サーマルとの共同開発による「紀南バイオマス発電所」を完成、商業運転を開始 和歌山県上富田町
2020.06.11
大和エナジー・インフラ株式会社(東京都千代田区、松田守正社長)は、グリーン・サーマル株式会社(東京都港区、滝澤誠代表)と共同で開発していた「紀南バイオマス発電所」(和歌山県上富田町)を6月10日に完成、同日より商業運転を開始した。
同発電所は、用地約1.5ha、送電容量6,000kW。
同案件向けに設立されたDSグリーン発電和歌山合同会社に大和エナジー・インフラが資金を拠出、グリーン・サーマル監修のもと、開発を進めていた。
商業運転開始後は、グリーン・サーマル子会社のグリーンサーマル和歌山株式会社に運営業務を委託、長期的に安定した運用を行うとしている。
大和証券グループは、過去10年以上にわたり、社会課題の解決に資する金融商品の開発と提供に尽力してきたという。
2018年には、SDGs達成に向け、これらの取り組みを加速させるため、「SDGs推進委員会」(委員長:中田誠司大和証券グループ社長)を設置、今年4月には田代桂子副社長がSDGs担当に就任し、SDGsの期限となっている2030年に向け、施策の推進に努めている。
今回の同発電所の商業運転開始は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)での「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」「住み続けられるまちづくりを」「気候変動に具体的な対策を」「陸の豊かさも守ろう」に資するという。
「紀南バイオマス発電所」の所在地は和歌山県西牟婁郡上富田町生馬字松尾317番地42他。
敷地面積は約1.5ha、送電容量は6,000kW、想定年間電力量は
4,800万kWh(一般家庭約1万3,000世帯分の年間使用電力に相当、1世帯あたり3,650kWhで算出)。