【ニュース】 舞鶴市、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館していた「彰古館」の開館を再開、明智光秀の盟友・細川幽斎の生涯にスポットを当てた展示 京都府舞鶴市
2020.05.26
舞鶴市(多々見良三市長)は5月26日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館していた田辺城の隅櫓「彰古館(しょうこかん)」の開館を再開した。
なお同館は今年4月、明智光秀の盟友・細川幽斎(藤孝)の生涯にスポットを当てた展示にリニューアルしている。
細川幽斎(ゆうさい)は、1534年に室町幕府の将軍に仕える三淵家と、学問に秀でた公家・清原家の間に生まれ、元服して藤孝(ふじたか)を名乗った。
幼いころから和歌・連歌・蹴鞠・茶道・能楽をはじめ、剣術を塚原卜伝に学ぶなど、文武両道の教育を受けた戦国武将で、優れた文化人でもあったという。
リニューアル展示のテーマは「細川幽斎の生きた道」。
新しい展示は、文武を鍛えた細川藤孝の時代を解説する「Ⅰ:足利将軍直臣の時代」にはじまり、光秀と共に信長に仕えていた「Ⅱ:織田軍団部将の時代」を経て、息子・忠興に家督を譲った後、本能寺の変をきっかけに出家した幽斎と、隠居城・田辺城の城下町として繁栄した舞鶴西地区を紹介する「Ⅲ:田辺の御隠居 幽斎の時代」の3つの時代で構成。
細川幽斎の生涯を合計25枚のタペストリー(縦1m80cm、横60
cm:ターポリン製)で紹介している。
「彰古館(しょうこかん)」の所在地は京都府舞鶴市字南田辺15-22(舞鶴公園内)、交通はJR・京都丹後鉄道「西舞鶴」駅より徒歩8分。
開館時間は9時、閉館時間は当面の間16時30分(毎日消毒作業を行うため)、閉館日は毎週月曜と祝日の翌日・年末年始(12月29日~1月3日)。
入館料は無料。
来館時はマスク着用の協力を呼び掛けている。