【ニュース】 佐倉市教育委員会、国重要文化財「旧堀田邸」の5G対応3D+VR映像を無料公開、コロナ渦の中でも自宅で社会科見学 千葉県佐倉市

2020.05.20
佐倉市教育委員会は、一般社団法人VR革新機構(東京都千代田区、横松繁代表理事)の協力により、佐倉市内に所在する国重要文化財「旧堀田邸」の5G対応3D+VR映像を2020年12月31日まで無料公開する。

同教育委員会では、新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言の延長により、市内小中学校の休校や文化財施設などの公共施設の休館が続く中、自宅でも社会科見学が楽しめるよう、同コンテンツを公開。
通常公開している玄関棟・座敷棟・居間棟1階・湯殿だけでなく、特別公開日にのみ公開している書斎棟・居間棟2階も楽しめるという。

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(C)VR革新機構 提供:佐倉市文化課

旧堀田邸は、最後の佐倉藩主・堀田正倫(ほったまさとも)の邸宅として、1890年(明治23年)に旧領の佐倉に建てられたもの。
現存する明治時代の旧大名家による和風住宅は珍しく、2006年(平成18年)には、住居部5棟(玄関棟・座敷棟・居間棟・書斎棟・湯殿)と門番所・土蔵の計7棟が国の重要文化財に指定されている。
庭園も残っており、2015年(平成27年)に国の名勝にも指定されているという。

同コンテンツは、パソコン・スマートフォンで視聴可能。
VR専用ゴーグルもしくはVRメガネがあれば、より鮮明にVR映像を楽しむことができるとしている。
公開期間は2020年12月31日まで(公開中)。
配信場所は佐倉市ホームページ特設サイト「ほっとすまいる佐倉」内。
なお、同教育委員会では旧堀田邸以外にも自宅で同市の歴史・文化を学べるコンテンツ「佐倉順天堂の軌跡―幕末・明治の『医』を紡ぐ」を公開している。