【ニュース】 神奈川県、新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設に分身ロボット「OriHime」を導入 神奈川県横浜市
2020.05.13
神奈川県政策局未来創生課は5月7日、株式会社オリィ研究所(東京都港区、吉藤健太朗代表)の協力により、感染リスクを避けながらコミュニケーションができる分身ロボット「OriHime」を、軽症者及び無症状者の宿泊療養施設「湘南国際村センター」(神奈川県葉山町)と「アパホテル&リゾート横浜ベイタワー」(横浜市中区)に導入した。
「OriHime」は、オリィ研究所が開発した分身ロボット。
直接対面しなくても、PCやスマートフォン等から遠隔操作をすることで、相手の表情を確認できるほか、会話やジェスチャーもできるなど、実際にその場にいるようなコミュニケーションを取れることが特徴。
両施設内では、スタッフの感染を防止するため、療養者とスタッフが接触しないようにゾーニングしていることから、コミュニケーション手段が施設内の内線電話等に限られていた。
今回、「OriHime」を導入したことで、表情や様子を伺いながら療養者へのケアを実施できるようになるほか、親しみやすい見た目により、療養者がスタッフに相談する心理的ハードルを下げる効果も期待できるという。
なお同県では同社と連携協定を締結している。