【ニュース】 NTT都市開発と大成建設、旧博多スターレーン跡地の開発計画概要を発表 福岡県福岡市
2020.03.27
NTT都市開発株式会社(東京都千代田区、中川裕社長)と大成建設株式会社(東京都新宿区、村田誉之社長)の2社は、福岡市博多区博多駅東一丁目で共同事業として計画中の「(仮称)博多駅東一丁目開発計画」で「博多コネクティッドボーナス」の認定を受け、計画概要を発表した。
「博多コネクティッド」は、九州の陸の玄関口として更なる発展が期待される博多駅周辺地区で、地下鉄七隈線延伸やはかた駅前通り再整備など、交通基盤の拡充とあわせ、容積率などの規制緩和により、耐震性の高い先進的なビルへの建替えや歩行者ネットワークを拡大するとともに、歴史ある博多旧市街との回遊性を高めることで、都市機能の向上を図っていくプロジェクトのこと。
「博多コネクティッドボーナス」とは、つながり・広がりが生まれる広場の創出など、賑わいの拡大に寄与するビルへの建替えを促進するため、福岡市が創設した新たなインセンティブ制度(容積率の緩和等)。
同計画では、博多駅筑紫口エリアで、イベント利用など賑わいが生まれる広場空間の創出と回遊性の向上を図るほか、耐震性に優れた先進的な仕様と多様化するワークスタイルに対応したオフィスを提供する。
また同計画は、九州の陸の玄関口である博多駅の活力と賑わいをさらに周辺につなげ、地域のつながりを生みだす開発を目指し、福岡市が官民連携で推進する「博多コネクティッド」に貢献できるとしている。
提供するオフィスは、博多駅周辺地区最大級の基準階約670坪の無柱空間を有し、最小区画約40坪のフレキシブルな区画形成が可能。
鉄骨制震梁の採用により、耐震性を強化する。
1階にはスモールオフィスを配置し、多様化するワークスタイルに応じた先進的な仕様を持つオフィスを計画。
また、敷地北側には無料Wi-Fiを提供する緑豊かな広場も計画し、オフィスワーカーにサードプレイスを提供するとしている。
「(仮称)博多駅東一丁目開発計画」の所在地は福岡市博多区博多駅東一丁目18番33号。
敷地面積は約4,900㎡、延床面積は約2万9,300㎡。
規模は地上10階、塔屋1階。
用途は事務所・店舗・駐車場。
竣工は2022年6月(予定)。
事業主はNTT都市開発株式会社、大成建設株式会社。