【ニュース】 JR西日本とソフトバンク、自動運転と隊列走行技術を用いたBRTの開発プロジェクトを開始、野洲市のJR西日本敷地内にテストコースを建設 滋賀県野洲市
2020.03.24
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、長谷川一明社長)とソフトバンク株式会社(東京都港区、宮内謙社長)は、自動運転と隊列走行技術を用いたBRT(Bus Rapid Transit:バス高速輸送システム)の開発プロジェクトを開始する。
プロジェクト名称は「みんな(MI-NNA)の自動運転BRT プロジェクト(MI-NNA:Mobility Innovation – Next Networked
Action)」。
同プロジェクトは、自動運転技術を研究・開発する先進モビリティ株式会社(東京都目黒区、青木啓二代表)などの協力の下、異なる自動運転車両がBRT専用道内で合流して隊列走行などを行う「自動運転・隊列走行BRT」の実現を共同で推進するもの。
JR西日本とソフトバンクは今後、2020年代半ばの「自動運転・隊列走行BRT」の技術確立を目標に、各技術要素の検証などを進め、JR西日本が2018年3月に発表した「JR西日本技術ビジョン」で掲げている、シンプルでシームレスな交通サービスの実現を目指す。
具体的には、JR西日本の敷地内「網干総合車両所宮原支所野洲派出」(滋賀県野洲市)にテストコースを建設する。
2020年4月末に「自動運転・隊列走行BRT」の基本仕様を決定、
2020年度に車両発注・改造とテストコースの着工を予定しており、2021年度以降にテストコースでの実証実験を開始、2020年代半ば(目標)に技術を確立するという。