【ニュース】 赤穂市、分身ロボット「オリヒメ」を活用した遠隔行政サービスの実証実験を実施、X-mov Japanがアドバイザーとしてサポート 兵庫県赤穂市
2020.03.18
ロボットのプロデュース・システム開発をなどを手掛けるX-mov Japan株式会社(兵庫県赤穂市、長安成暉代表)は、赤穂市が実施する、分身ロボット「オリヒメ」を活用した遠隔行政サービス
(2020年3月17日〜22日)の実証実験でアドバイザーとしてサポートする。
株式会社オリィ研究所(東京都港区、吉藤健太朗代表)が開発した分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」は、生活や仕事の環境、入院や身体障害などによる「移動の制約」を克服し、「その場にいる」ようなコミュニケーションを実現するロボット。
カメラ・マイク・スピーカーを搭載、インターネットを通して操作を可能としている。
学校や会社、あるいは離れた実家など「移動の制約がなければ行きたい場所」に「オリヒメ」を置くことで、周囲を見回したり、聞こえてくる会話にリアクションをするなど、あたかも「その人がその場にいる」ようなコミュニケーションがとれるという。
同市では、新型コロナウイルス感染症などにより外出が困難な状況を踏まえ、子育て、観光、式典行事において分身ロボを用いた遠隔行政サービスの実証実験「赤穂市オリヒメ活用ウィーク」を実施。
今回、アドバイザーとして同市をサポートするX-mov Japanの長安代表は、同市より市政特別アドバイザーに委嘱されている。
同社では今後、サービスロボットの大規模導入、運用支援実績を活かし、地方自治体の業務効率化と市民サービス向上を目的としたロボットを活用した遠隔行政サービスの実証実験を支援するという。
実証実験スケジュールは、3月18日に副市長の東京出張報告(テスト使用)、19日に保健センターでの遠隔妊婦相談、20日10時30分~16時に有年駅総合案内所での観光案内(一般公開)、22日10時から西有年大避神社での消防ポンプ自動車入魂式などをそれぞれ実施する予定。
実証実験で得たデータをもとに、活用場所の検討を行なっていくとしている。