【ニュース】 島根県立美術館、企画展「東京富士美術館所蔵 日本美術の巨匠たち」を4月24日~6月1日に開催、約300年間に活躍した日本美術の巨匠の作品を展示 島根県松江市
2020.03.04
島根県立美術館(島根県松江市)は、企画展「東京富士美術館所蔵 日本美術の巨匠たち」を4月24日~6月1日に開催する。
同展では、東京富士美術館(東京都八王子市)が所蔵する日本美術コレクションから、近世絵画・浮世絵・近代日本画の各分野の作品を展示。
桃山・江戸時代から明治・大正・昭和まで、約300年間に活躍した日本美術の巨匠の作品を一度に鑑賞できるという。
1983年に開館した島根県立美術館では、日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど、様々なジャンルの作品およそ3万点を収蔵。
今回は、東京富士美術館が所蔵する日本美術コレクションの中から、多くの大作を含む名品57点を選りすぐったという。
展示するのは、葛飾北斎・歌川広重・東洲斎写楽など国際的にも名声の高い江戸の浮世絵師、円山応挙・伊藤若冲・曾我蕭白など多彩多様な美を生みだした近世絵画の革新者、横山大観・菱田春草など新たな時代を開拓した近代日本画の重鎮の作品など。
伊藤若冲の水墨画「象図」「鶏図」や、葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」、横山大観・川合玉堂・川端龍子による「雪月花」を主題とした競作などが並ぶ、またとない機会だという。
開催期間中は、「オープニングギャラリートーク」(4月24日)、記念講演会「京都絵画の黄金時代―応挙・蕭白・若冲など―」(5月10日)、「スライドトーク」(4月26日、5月2日・17日)、実演講座「掛軸の扱い方」(4月29日)、ワークショップ「なりきり風神雷神!~等身大の顔出しパネルを作ろう~」(5月24日)など、多彩なイベントを開催する。
島根県立美術館の所在地は島根県松江市袖師町1-5、交通はJR山陰本線「松江」駅より徒歩約15分、または同駅より松江市営バス「南循環線内回り」で6分「県立美術館前」バス停下車後すぐ。