【ニュース】 熱川温泉観光協会、京都大学経営管理大学院と連携し、 ホームページのリニューアルと赤字事業再建の事業計画などを立案、2月25日に東伊豆町町長などの前で最終発表 静岡県東伊豆町

2020.01.27
熱川温泉観光協会(静岡県東伊豆町、日馬哲也会長)は、京都大学経営管理大学院と連携し、集客力・地域力向上のためのプロジェクトを開始した。
同観光協会ホームページのリニューアルと、同観光協会の赤字事業再建のための事業計画を主な骨子として、2月25日に東伊豆町町長・同観光協会会長・商工会会長など有識者の前で最終発表を行う。

同プロジェクトでは、京都大学経営管理大学院で前川佳一特定教授が在校生のメンバーを募集し、2019年6月にプロジェクトを始動。
旅行会社からの企業派遣、起業している人、若い学部卒など多様なバックグラウンドをもつ学生が参加した。
また、同観光協会側からは、旅館のオーナーやテーマパークのオーナー、東伊豆町の地域おこし協力隊などが参加している。

プロジェクト始動後は、学生が数回現地を訪問、宿泊施設の寮に長期滞在して観光調査などを実施し、観光客の目線や若者の目線で打合せを重ねてきた。
初年度は、観光協会の運営と地域への集客へのインパクトが大きい「同観光協会のホームページのリニューアル」「観光協会の赤字事業再建のための事業計画」の2つをプロジェクトの骨子に決定。

ホームページのリニューアルでは、10年以上前に製作した現行のホームページの問題点をプロジェクトメンバーで議論。
ターゲットの明確化とそのターゲットに向けてコンテンツ、インバウンド対応(現行の対応言語は日本語のみ)などを提案し、翻訳はプロジェクトメンバーの留学生やネイティブの学生の意見を参考にするとしている。
また、写真ベースでの情報の伝達や、スマートフォン仕様への変更なども提案するという。

赤字事業再建のための事業計画では、決算書を分析した際、日帰り温泉「高磯の湯」の事業が数年にわたり赤字を出していることが明白となったことから、プロジェクトメンバーとの打ち合わせの結果、この事業の黒字化を目標とし、事業再建する事業計画の立案を決定した。

プロジェクト発表会の開催日時は2月25日13時、開催場所は東伊豆町役場。
当日は、東伊豆町町長、東伊豆町商工会会長、東伊豆町観光協会会長、熱川旅館協同組合組合長など観光関連主体の責任者をはじめ、観光に関心がある町民が参加する予定。