【ニュース】 大和ハウス工業など、「上郷ネオポリス」で「リブネスタウンプロジェクト」を本格始動、住民が運営するコンビニ併設型コミュニティ施設「野七里テラス」をオープン 神奈川県横浜市
2019.10.30
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)は10月29日、「上郷ネオポリス」(横浜市栄区)で取り組む郊外型既存戸建住宅団地の再耕(再生)事業「リブネスタウンプロジェクト」の第1弾として、まちの拠点となるコンビニエンスストア併設型のコミュニティ施設「野七里(のしちり)テラス」(横浜市栄区)をオープンした。
新たな施設運営の実証を行う。
同社は、1962年より全国61ヶ所・延べ7万区画(約30k㎡)で大規模戸建住宅団地「ネオポリス」を開発しており、開発から40年以上経過した団地の多くは、少子高齢化や将来的な空き家・空き地の増加、建物の老朽化等様々な課題を抱えているという。
こうした中、産官学民が連携し、課題解決だけでなく新たな「まちの魅力」を創出、既存住民や新たに流入する住民が安心して快適に過ごせるまちにするため、「上郷ネオポリス」と「緑が丘ネオポリス」(兵庫県三木市)では、「リブネスタウンプロジェクト」に取り組んでいる。
「上郷ネオポリス」(横浜市栄区)で取り組む「リブネスタウンプロジェクト」は、上郷ネオポリス自治会や一般社団法人高齢者住宅協会、東京大学、明治大学、大和ハウス工業で構成する「上郷ネオポリスまちづくり協議会」(吉井信幸座長)と連携するとともに、横浜市栄区とも協力して取り組んでいる事業。
今回は、コンビニエンスストア併設型のコミュニティ施設「野七里テラス」をオープンさせ、新たな施設運営の実証を行う。
実証内容は、「多世代コミュニティの形成」「住民主体の施設運営・管理により新しいサービスと生きがい創出」「高齢者や子育て層などに就労の場を提供」など。
今後同社は、「上郷ネオポリス」や「緑が丘ネオポリス」で培った郊外型戸建住宅団地再生に関する知見を活かし、同様の課題を抱える全国のニュータウンに展開する予定としている。
「野七里(のしちり)テラス」の営業時間は8時~20時。
所在地は横浜市栄区野七里1-30-18、交通はJR京浜東北・根岸線「港南台」駅よりバスで約18分「上郷ネオポリス」バス停下車後すぐ。
敷地面積は589.10㎡。延床面積は149.78㎡、コミュニティスペースは58.05㎡(縁側・室外機スペース含む)、コンビニエンスストアは91.73㎡。
構造・規模は鉄骨造・平屋建て。
竣工・開設日は2019年10月29日。
事業主・設計監修は大和ハウス工業株式会社。