【ニュース】 YKK APと平安建材など、中古戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクト「京都 醍醐寺の家」を間もなく竣工 京都府京都市

2019.10.28
YKK AP株式会社(東京都千代田区、堀秀充社長)は、住宅建材商社の平安建材株式会社(京都市右京区、中村憲夫社長)と平安建材が事務局の「京ぐらし」ネットワークと共働し、中古戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクト「京都 醍醐寺の家」(京都市伏見区)を間もなく竣工する。

同プロジェクトは、世界文化遺産「醍醐寺」の真西に建つ築112年(増築部分は築54年)の木造京町家住宅で、景観保全の規制に配慮しながら、「断熱」と「耐震」の性能向上にこだわり、最新の
IoT建材も取り入れ、一般的な新築住宅の性能と機能を上回るレベルへとリノベーションするもの。

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耐震性能向上では、YKK APの開口部耐震商品「FRAMEⅡ」を採用。
窓の数や面積を減らさずに開口部の耐力壁量を増やしたことなどで、震度6強の地震でも倒壊しない耐震等級3相当の強度まで高めた。
また、家電や住宅設備機器を「声」で制御するAIスピーカーや、
YKK APの戸締り安心システム「ミモット」など、最新のIoT建材も導入したという。

なお同物件は、来年5月末まで、両社のコンセプトハウスとして事業者や一般向けに公開し、性能向上リノベーションのノウハウ提供、地域への情報発信に活用する。

「京都 醍醐寺の家」の所在地は京都市伏見区醍醐寺西大路町。
敷地面積は101.29㎡、延床面積は93.93㎡。
構造・規模は木造在来軸組工法・2階建。
既存建築年月は明治40年(築112年)、その後昭和40年に増築(築54年)。
改修工事期間は平成31(2019)年3月~令和元(2019)年11月予定。