【ニュース】 南海電気鉄道、中間持株会社「南紀観光ホールディングス」を発足、南紀エリアで展開する交通・観光事業を統括 和歌山県新宮市
2019.10.02
南海電気鉄道株式会社(大阪市中央区、遠北光彦社長)は10月1日、中間持株会社「株式会社南紀観光ホールディングス」(和歌山県新宮市、佐伯一也社長)を発足した。
南紀観光ホールディングスは、南海グループが南紀エリアで展開しているバス事業・船舶事業・ドライブイン事業・ホテル事業の各事業会社を統括する。
グループ各社が一体となった事業運営を図り、経営資源の柔軟な活用や効率的な経営体制を構築するとしている。
今後は、これまで各社が個別に実施していた経営・営業企画を中心とした主なスタッフ業務を南紀観光ホールディングスに集約、傘下の事業会社は各事業の運営に専心することで、事業の魅力向上に取組むという。
南紀エリアは、古来より神々が鎮座する特別な地域として崇められ、世界遺産の熊野三山・熊野古道をはじめ、白浜・勝浦の温泉等、雄大な自然と豊富な観光資源に恵まれたエリア。
近年は欧米を中心としたインバウンドを含む旅行者が増加しており、高速道路の延伸や南紀白浜空港の民営化といった社会資本の整備活用が進むことで、一層の観光客増が期待されている。
株式会社南紀観光ホールディングスの所在地は和歌山県新宮市徐福2丁目1番11号。
主な事業内容は南紀エリアの事業統括、旅行業。
傘下会社は、バス事業などの熊野交通株式会社(和歌山県新宮市、佐伯一也社長)、バス事業などの御坊南海バス株式会社(和歌山県御坊市、佐伯一也社長)、観光船事業などの熊野観光開発株式会社(和歌山県新宮市、奥村夏男社長)、旅館業などの株式会社中の島(和歌山県那智勝浦町、野口滋己社長)。