【ニュース】 吹田市、健都イノベーションパークの産学連携拠点事業者にJR西日本不動産開発を代表法人とするグループを選定 大阪府吹田市
2019.09.17
吹田市はこのほど、健都イノベーションパークで産学連携拠点(アライアンス棟)の整備・運営を行う事業者(優先交渉権者)に、
JR西日本不動産開発株式会社(大阪市北区、國廣敏彦社長)を代表法人とするグループを選定した。
健都イノベーションパークは、国立循環器病研究センターを中心とする複合医療産業拠点(医療クラスター)の形成に向けた、北大阪健康医療都市(健都)内の企業等の進出用地。
このうちアライアンス棟は、健都への移転が決定した国立健康・栄養研究所、企業・大学・研究施設などが入居可能な貸オフィス・ラボ、健都における医療クラスターの形成に資する交流施設(機能)で構成する。
民間事業者が整備・運営を行い、吹田市は所有する4,429㎡の事業用地に事業用定期借地権(期間30~50年)を設定し、当該用地を同事業者に貸し付ける。
同グループによる提案は、国立健康・栄養研究所(約3,500㎡)と貸ラボ・オフィス(約3,800㎡)、クラスター交流施設(約200㎡)で構成する「健都 研究交流ステーション」を整備するというもの。
貸ラボ・オフィスの一部は、実験機器・日常業務サービス付きシェアラボ「Turnkey Lab」(約900㎡)として整備、異業種からの参入や起業によるスタートアップ段階の企業・研究者が、最小単位(ベンチ貸し)・最短期間(1日単位)から利用可能な施設を提供する。
また、駅前複合施設の入居テナント等と連携した、健康・医療・福祉関連イベントの実施、製品の開発や実証、リビングラボを活用した食事メニューや運動プログラムの開発・実施等も予定しているという。
健都イノベーションパークの所在地は大阪府摂津市千里丘新町3番地内。
全体面積は約4万㎡(このうち吹田市所有地は約1万7,000㎡)。
産学連携拠点(アライアンス棟)の敷地面積は4,429.82㎡、延床面積は約9,090㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上7階建。