【ニュース】 京都丹後鉄道を運行するWILLER TRAINS、10月1日より運賃改定を実施、短距離区間と長距離区間では一部値下げも 京都府宮津市

2019.09.13
京都丹後鉄道を運行するWILLER TRAINS株式会社(京都府宮津市、寒竹聖一代表)は、8月7日に行っていた鉄道事業の旅客運賃変更認可申請が、9月12日付で認可されたと発表した。
これにより、10月1日より運賃改定を実施する。

今回の改定は、乗客の意見を反映したもので、利便性向上と同時に、利用者の負担軽減も目的としている。
具体的には、210円以下の短距離区間の運賃を50円・100円区切りに値下げし、長距離区間(1,510円~1,800円)の運賃は全て
1,500円に値下げする。
さらに、210円区間を路線バス同様の200円とし、運行本数の少ない鉄道・路線バスをどちらも同等に利用できるようにするという。

また、近年利用者が増加しているインバウンドを含めた観光客、子どもや高齢者などにも分かりやすいよう、全ての普通旅客運賃・特急列車・観光列車の料金を50円・100円区切りにする運賃体系を構築。

運賃改定に伴う利用者負担の軽減を図るための経過措置として、「丹鉄エコファミリーきっぷ」の発売、「丹鉄ふれあい祭り地元感謝キャンペーンきっぷ」の発売、定期券特急回数券の料金変更、指定席特急料金の割引券配布など、新たなサービスも実施する。

なお、区間別では、14.1%の区間で据え置き、70.0%の区間で平均3.67%の値上げ、16.9%の区間で平均6.80%の値下げになるという。