【ニュース】 三菱地所グループ、賃貸住宅の内覧予約受付から賃貸借契約・入居開始まで人を介さず「完全非対面」で行われる仕組みを構築 東京都新宿区
2019.05.17
三菱地所グループは、三菱地所の出資先や、保有オフィスのテナントである不動産テック企業各社とのオープンイノベーションにより、賃貸住宅の内覧予約受付から賃貸借契約、入居開始に至るまでのプロセスについて、人を介さず完全非対面で行われる仕組みを構築した。
このほど、三菱地所レジデンスが開発・保有し、三菱地所ハウスネットがマスターリースして賃貸管理を行う賃貸マンション「ザ・パークハビオ新宿」(東京都新宿区)で、完全非対面の賃貸借契約を初めて締結したという。
同仕組みでは、賃貸借契約に係る手続きを全て機械化・自動化し、物件の内覧予約受付から鍵の引き渡しまでのプロセスが、人を介さず完全非対面で完結することが可能。
三菱地所ハウスネットでは、「スマート内覧」「オンライン入居申込」「IT重説(重要事項説明をオンラインで実施)」「電子契約」といったITサービス・システムの活用に加え、入居中に使用する玄関キーにも「住宅向けスマートロック」を採用、鍵の引き渡しのための来店も不要とした。
なお、同賃貸借契約の当事者は、借主が20歳代の単身者、貸主が三菱地所ハウスネットとなるため、直接契約となる。
同仕組みの導入にともない、一定の初期投資はかかるものの、借主は定休日や営業時間に縛られることなく内覧・申込み可能となり、重要事項説明や契約締結のための来店も不要となる
また、貸主や不動産仲介会社の担当者が建物賃貸管理会社の店舗等に出向いて鍵を借りる手間も不要になるという。