【ニュース】 野村不動産など3社、「南小岩六丁目地区第一種市街地再開発事業」で新築工事を着工、商業・オフィス棟と600戸規模の住宅 東京都江戸川区

2019.05.14
野村不動産株式会社(東京都新宿区、宮嶋誠一社長)・株式会社タカラレーベン(東京都千代田区、島田和一社長)・清水建設株式会社(東京都中央区、井上和幸社長)は、3社が参加組合員・特定業務代行者として参画する「南小岩六丁目地区第一種市街地再開発事業」(施行者:同再開発組合、東京都江戸川区)で新築工事を着工、5月12日に起工式を実施した。

同再開発事業では、2012年7月の準備組合設立、2014年10月の都市計画決定を経て、2016年12月に同再開発組合が設立認可。
その後、2018年12月に権利変換計画認可を経て、今回、新築工事の着工に至った。

同事業は、Ⅰ街区・Ⅱ街区・Ⅲ街区に分割した施設計画とし、駅前という立地特性を活かした街区間の連続性に注力するとともに、地域に開かれた空間を整備するもの。
竣工はⅠ街区が2020年冬頃、Ⅱ街区が2022年夏頃、Ⅲ街区が20
26年冬頃を予定している。

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また同事業では、2009年1月に江戸川区によって策定された「JR小岩駅周辺地区まちづくり基本構想」の実現に向け、2015年に完了し同地区に隣接する「南小岩七丁目西地区(市街地再開発事業、名称:アルファグランデ小岩スカイファースト)」、2016年8月に準備組合が設立された「南小岩七丁目地区(市街地再開発事業及び区画整理事業の一体施行)」、これらの事業を結ぶ形で整備されるリングロードとの回遊性や賑わいの創出、住環境や地域の安心・安全性の向上を図る。

3社は、2016年12月の再開発組合設立認可以来、住宅保留床と商業保留床を取得する参加組合員として、また特定業務代行者として同再開事業の推進に関わってきた。
同計画地はフラワーロード商店街の入り口に位置することから、小岩駅前の顔となる施設を目指し、Ⅰ街区には地上10階建の商業・オフィス棟、Ⅱ街区(22階建)・Ⅲ街区(33階建)には合計約
600戸の住宅を整備するほか、低層部には生活利便機能を揃えた店舗や事務所等を整備する予定としている。

「南小岩六丁目地区第一種市街地再開発事業」の計画地は東京都江戸川区南小岩6丁目・7丁目地内。
敷地面積はⅠ街区が約1,037㎡、Ⅱ街区が約2,905㎡、Ⅲ街区が約5,012㎡。
延べ面積(容積対象延べ面積)はⅠ街区が約7,122㎡、Ⅱ街区が約2万9,045㎡、Ⅲ街区が約5万2,690㎡。
主要用途はⅠ街区が商業、Ⅱ街区が住宅・商業・業務・駐車場、Ⅲ街区が住宅・商業・駐車場・公共駐輪場。
階数はⅠ街区が地上10階、Ⅱ街区が地上22階・地下1階、Ⅲ街区が地上33階・地下1階。
住宅総戸数は601戸(地権者住戸含む)。
工事完了(予定)はⅠ街区が2020年12月、Ⅱ街区が2022年5月、Ⅲ街区が2026年1月。