【ニュース】 住友不動産、リフォーム事業「新築そっくりさん」で新たな提案体制を構築、3階建て木造住宅に対応 東京都新宿区
2019.05.13
住友不動産株式会社(東京都新宿区、仁島浩順社長)は、リフォーム事業部門の中核事業として展開している、古い住まいを一棟まるごと再生する「新築そっくりさん」事業で、6月1日より積極的な受注を開始するため、新たな提案体制を構築した。
今回の提案体制構築は、3階建て木造住宅に対応するのが狙い。
3階建て木造住宅は、平成初期より累積し続け、既に70万棟を超過しており、改修ニーズが高まる築30年に到達しはじめているという。
既存木造住宅の構造安全性の確認手段は、日本建築防災協会が発行する「一般診断法」があり、2階建て住宅ではこの診断で構造的安全性を確保しながら間取り変更などの改修ニーズに応えてきた。
一方、3階建て住宅は、構造計算(許容応力度計算)で構造安全性が確認されているため、同診断では間取り変更などの改修ニーズに応えられず、内装改装や住設機器交換などの範囲に留めていたという。
しかし昨今は、3階建て住宅でも地震に対する不安による耐震診断の要望や、二世帯住宅への改造ニーズが増えており、同社ではこうしたニーズに応えるため、新築時の設計図書を使用し、構造的な安全性を担保しながら間取り変更を可能とする「精密診断法」による耐震診断を導入。
「精密診断法」を導入した新たな提案体制で、高倍率の耐力壁を入れ室内に分散する耐力壁を減らすなど間取り変更の自由度を高め、建物の安全性を確保しつつ、多様な改修ニーズに対応し、更なる業容の拡大を推進するとしている。