【ニュース】 JR九州など、二島駅活用者募集企画で最優秀賞と地域貢献特別賞の受賞者を決定、地域産品を販売する店舗が事業化へ 福岡県北九州市

2019.04.24
九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、青柳俊彦社長)はこのほど、若松線(筑豊本線)二島駅活用者募集企画で、最優秀賞と地域貢献特別賞の受賞者を決定した。

同社は昨年9月~11月の期間、北九州市の協力により、若松線(筑豊本線)二島駅舎(北九州市若松区)を活用して「人が集い、にぎわいを生み出す」事業プランと運営者の募集を実施。
34件の応募があり、厳正な審査の結果、今回の受賞者を決定したという。

若松線(筑豊本線)「二島(ふたじま)」駅は1899年8月5日に開業(現行駅舎は1959年完成)。
1日の平均乗車人員は1,364人(2017年度1日平均)。

最優秀賞を受賞した株式会社北山商店の応募内容は「若松ならではの商品を扱う“にぎわいを生み出す”商店」。
若松区内の商店と連携した若松ならではの商品を販売や若松特産のトマトやキャベツ、弁当や惣菜などを販売するほか、同駅待合室やトイレ等の清掃活動を行うとしている。
若松の魅力を最大限活かした活用内容で、駅の利用客だけでなく、同区全体のにぎわいづくりにつながる内容が受賞につながった。

地域貢献特別賞(アイデア賞)を受賞した二島ネクストステーションの応募内容は「暮らしをリノベする駅」。
産直市場のサテライトショップとして運営、地域の人々のシェアスペースとして活用するほか、地域と外部をつなぐイベントなどを開催する。
駅に複数の機能を持ち合わせ、人やモノをつなぐ活用内容で、駅に新たな価値を生み出す点が受賞につながったという。

JR九州は今後、北山商店と同駅での事業の実施に向け、準備を進めいくとしている。