【ニュース】 NTT都市開発、福岡・今泉公園前プロジェクトを新築着工、ホテルブランドは日本初進出ブランド「lyf(ライフ)」を誘致 福岡県福岡市
2019.04.10
NTT都市開発株式会社(東京都千代田区、中川裕社長)は、福岡市中央区今泉一丁目で開発を進めているホテル・商業複合施設の工事を着手した。
ホテルは、The Ascott Limited(シンガポール、ケビン・ゴー最高経営責任者)が運営する日本初進出のコリビング(Coliving)ホテルブランド「lyf(ライフ)」に決定し、2020年秋に開業予定。
NTT都市開発とアスコット社とは、2018年より事業協力関係にあり、同プロジェクトのホテル運営に関する協議を継続してきたが、このほど、運営委託契約を締結した。
計画建物は、地上10階・地下1階、延床面積約3,800㎡のコリビングホテルと商業店舗で構成する複合施設。
地下鉄空港線「天神」駅、西鉄大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅、地下鉄七隈線「天神南」駅から至近である交通利便性に優れた場所に位置する。
計画地の今泉地区は、福岡の商業中心地・天神地区に隣接する、近年個性豊かな店舗が集積するエリア。
同計画地は、地域の人々から三角公園と呼ばれ愛されてきた、当該エリアの象徴的な場所である今泉公園の前に立地する。
同施設を通じ、今後のエリアのバリューアップをけん引し、福岡市の魅力の向上に寄与するとしている。
同開発では、国内外のクリエイティブ層の活動拠点として、福岡に住まい福岡の文化を作り育む人々やコリビングホテルゲストが交流しやすい施設計画とすることで、創造意欲を誘発し、新たな価値を生み出す特色ある開発を目指す。
さらに、壁面や屋上の豊かな植栽計画やテラス空間、十分な歩行者空間を設えることにより、隣接する今泉公園との一体的な関係をつくりだし、公園に開かれた活動の拠点を創出する。
コリビングホテルブランド「lyf(ライフ)」は、アスコット社が新たに展開する、ミレニアル世代やミレニアルな発想を持った人達のためにデザインされたコリビング(Coliving)スタイルのホテルブランド。
一般的にコリビングとは、ソーシャルキッチン、コワーキングスペース、イベントスペースのようなソーシャルスペースで構成された施設のこと。
施設内のスペースをシェアするほか、コミュニティを重視したイベントが開催されることで、利用者同士の新しいネットワークの創出につながるという。
計画地の所在地は福岡県福岡市中央区今泉一丁目20番1(地番)。
敷地面積は777.06㎡、延床面積は約3,800㎡。
規模は地上10階・地下1階。
用途はホテル・事務所・店舗。
客室数は131室(予定)。
着工は2019年4月、開業は2020年秋(予定)。
事業主はNTT都市開発株式会社。
ホテル内装デザインはアスコット社。