【ニュース】 三菱地所と立命館、人とロボットが協働する施設運営管理モデルの構築などでパートナーシップ協定を締結 京都府京都市
2019.03.29
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)と学校法人立命館(京都市中京区、森島朋三理事長)は3月28日、人とロボットが協働する施設運営管理モデルの構築に向け、実証実験や情報発信等を行うことを目的とした「戦略的DX(デジタルトランスフォーメーション)パートナーシップ協定」を締結した。
三菱地所は、「ロボットを活用した豊かな街づくりに向けた取り組み」を積極的に推進し、少子高齢化が進む将来に向け、清掃・警備・運搬などの業務で人手不足を自律移動ロボット等の導入によって課題を解決するため、様々な施策を進めている。
一方立命館は、テクノロジーの飛躍的な改革に伴う社会のあるべき姿について積極的に社会に提起し、教育研究機関としてさまざまな取り組みを進めているという。
両者は今後、清掃ロボット・警備ロボット・運搬ロボット等を含めた最先端テクノロジーの最適な活用方法等について調査・検証し、実証実験と導入に向けた検討を行う。
さらに、施設運用管理に関する効率化・高度化に取り組み、人とロボットの協業実現を前提とした社会実装のための課題解決を行うとしている。
具体的には、立命館大学の入学式でコミュニケーションロボット「EMIEW3」の実証実験を4月2日に実施。
アメリカから日本初上陸の運搬ロボット「Marble」の実証実験を立命館大学びわこ・くさつキャンパス(滋賀県)で5月7日~8日(予定)、東京で5月15日~17日(予定)に行う。
その他、三菱地所がオフィスビル等で実証実験を経て導入を決定した清掃ロボット「Whiz」、警備ロボット「SQ-2」、運搬ロボット「EffiBOT」等の実証実験を立命館大学キャンパスで行う他、三菱地所が大手町ビル内のビジネス・イノベーション・スペース
「Inspired.Lab」で実証実験を行っているパーソナルモビリティ「WHILL 自動運転システム」の実証実験を立命館大学キャンパス内でも実施する予定。