【ニュース】 近畿大学、東広島市志和地域に老若男女が集う公園や施設を整備、地域の声に応え学生が空家再生に尽力 広島県東広島市

2019.02.18
近畿大学工学部(広島県東広島市)建築学科の谷川大輔准教授(歴史意匠研究室)と同学科の学生は、二宮神社敷地内(東広島市志和町)にある「志和みはらし公園」の施設整備計画の一環として、2月24日・25日に、改修中の納屋の壁に漆喰塗装を実施する。

谷川准教授と同学科の学生は、二宮神社の依頼により、2016年より神社敷地内で「志和みはらし公園」の整備を開始。
同取り組みは、市立西志和小学校の児童からの「志和町に公園がほしい」という要望を受け、同市志和町の西志和まちづくり自治協議会が中心となり、公園整備計画の一環として実施しているもの。
境内で空き家となっていた納屋を集会施設に再生・改修する活動にも取り組んでいる。

同取り組みでは、これまでに、二宮神社内で休憩スペースとして利用できる東屋の設置などを実施。
現在は主に納屋の改修に取り組み、家族連れや地域高齢者のための車いす対応トイレの設置を進めており、介護施設を視察し利用者の意見を聞きながら設計を行っているという。

学生は、車いす対応トイレの設計や漆喰塗装を実施、実践的に建築を学ぶ機会となる。

今回は、広島大学大学院の外国人留学生もこの取り組みに参加し、同学学生とともに納屋の壁に漆喰塗装を行う。
今後はさらに増築も予定しており、住民参加型のマルシェの開催など、地域内外から人の集まる地域のコミュニティ拠点としての再生を目指していくとしている。

漆喰塗装の実施日時は2月24日・25日の10時~16時。
実施場所は二宮神社(広島県東広島市志和町別府2456)。
参加者は近畿大学工学部建築学科学生10人、広島大学大学院生1人。