2018.12.18
島根県立津和野高等学校（島根県津和野町、熊谷修山校長）は、スイスの家具メーカー・ヴィトラと協業し、職員室のレイアウトや家具を刷新する「センセイオフィス」プロジェクトを開始する。

同プロジェクトは、教員の働く環境を改善し、仕事の能率を上げることで、生徒と関わる時間や質の向上を図るのが目的。
従来の閉鎖的な職員室から脱却し、2019年4月までに「新職員室『センセイオフィス』」を完成させる予定だという。

同高校は、生徒数の減少による統廃合の危機から、2011年より島根県が推進する「高校魅力化事業」を採用、積極的な学校改革を進めてきた。
同事業の一環として配置された、全国でも珍しい「高校魅力化コーディネーター」の活躍により、2018年現在、島根県以外からの入学生が全体の約２割を占め、全校生徒数は5年前に比べて約1.2倍の192名（2018年4月時点）に増加している。

教員の働き方改革の声が高まる昨今、これまで生徒のみに向けられていた「高校魅力化」を先生にも向け、職員室を改善することで、高校としての魅力をさらに高めたいという。