【ニュース】 磐城高箸、旧いわき市立田人第二小学校南大平分校を見学・体験が可能な割り箸工場・鉛筆工場として再生、クラウドファンディングを開始 福島県いわき市
2018.12.14
高級割箸メーカー・株式会社磐城高箸(福島県いわき市、高橋正行代表)は12月13日、旧いわき市立田人第二小学校南大平分校を見学・体験が可能な割り箸工場と鉛筆工場として再生するため、クラウドファンディングを開始した。
旧いわき市立田人第二小学校南大平分校は、130年の長い歴史で数々の余震に耐えた奇跡の旧校。
いわき市より廃校活用プロジェクトの話があり、復興に力を尽くしてきた被災企業の同社が、できることがあれば、と手を挙げたことから今回のプロジェクトがスタートしたという。
同プロジェクトでは、旧校に割り箸工場を移転させ、新たに原木から一貫製造する鉛筆工場を併設。
気軽に見学・ワークショップを行える工場を作ることで、「杉の図工室」と言えるような産業観光施設に再生、旧校を後世へと繋げたいとしている。
工場内では、鉛筆・割り箸・おがぬいぐるみのワークショップを開催。
同社の人気商品「眠り杉枕」にも使用されている杉のチップをプールに見立て、ダイブできるスペースも設置する。
その他、地域の人々と交流できる「体育館サロン」の設置や、定期的な給食イベントの実施等も予定しているという。
将来的には、民泊施設(震災後に使用していた木造仮設住宅を移築)や井戸水を利用した露天風呂を建設、「泊まれる工場」としてさらなる進化を目指すとしている。