【ニュース】 阪神電気鉄道と武庫川女子大学が包括連携協定を締結、「鳴尾」駅高架下活用に向けたプロジェクトを本格的に開始 兵庫県西宮市
2018.12.11
阪神電気鉄道株式会社(大阪市福島区、秦雅夫社長)と武庫川女子大学・武庫川女子大学短期大学部(兵庫県西宮市、瀬口和義学長)はこのほど、教育・文化・まちづくり等の分野で相互に協力し、地域社会の発展に寄与することを目的とした包括連携協定を締結した。
両者はこれまでも、昨年高架化が完了した「鳴尾」駅(兵庫県西宮市)で武庫川女子大の学生によるデザイン案の作成や、沿線の魅力を発信する冊子の共同制作などを通じ、様々な連携を行ってきた。
両者は今回、新たに生じた「鳴尾」駅高架下空間の有効活用策の検討を機に、これを含めた鳴尾・甲子園を中心とする沿線での「地域と共生するまちづくり」を目指すことで一致、包括連携協定の締結に至ったという。
なお、同大学にとっては、産業界との包括連携協定は今回が初。
阪神電気鉄道にとっても、「魅力あふれる沿線の創造」に向けた初めての包括連携協定となる。
両者は今後、「鳴尾」駅高架下空間を活用した日本初の本格的大学施設進出に向けたプロジェクトを本格的に開始。
具体的には、同大学が「鳴尾」駅東側の高架下に「武庫女ステーションキャンパス」を設置し、地域の人々や学生・教職員へのまなび場を提供。
レクチャールームやカフェ・レストラン、金融機関などで施設を構成する。
併せて、健康維持・増進ゾーンの整備などを通じ、鳴尾エリアに多くの人々が集まる新たな活動拠点「武庫女ステーションキャンパス・アネックスⅠ・Ⅱ」を計画。
学生・教職員、将来的には住民も利用可能な日々の健康維持・増進のための施設として、ジム・スタジオ・更衣室・シャワールームなどを設置するほか、講義やセミナーなどで使用する講義室・ラーニングコモンズなども設置するという。
なお、包括連携協定の項目は、「教育・文化・芸術・スポーツの振興、発展に関すること」「鳴尾駅高架下開発プロジェクトを核とする阪神沿線の活性化と地域振興に関すること」「人材育成、活用及びダイバーシティの推進に関すること」。