【ニュース】 大井川鐡道、土砂崩れで普通となっていた井川線の一部区間で復旧に目途、2019年3月9日に全線開通 静岡県静岡市

2018.12.07
大井川鐵道株式会社(静岡県島田市、鈴木肇社長)は、土砂崩れのため一部区間で不通となっていた井川線(愛称:南アルプスあぷとライン)で、復旧工事の目途がついたことから、2019年3月9日の初列車より平常運転を再開する。

井川線は、「千頭」(静岡県川根本町)~「井川」(静岡市葵区)の25.5㎞を結ぶ路線。
2018年5月8日、「閑蔵」駅(静岡市葵区)~「井川」駅(静岡市葵区)で発生した土砂崩れのため、「閑蔵」~「井川」間が不通、「千頭」~「閑蔵」間で折り返し運転を行っていた。

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過去の井川線の不通では、復旧まで数年かかることが多かったが、今回は305日の不通期間で終結。
平成時代に間に合い、大井川鐵道全体が本来の姿を取り戻すという。

今回開通する「閑蔵」~「井川」間は、大井川鐵道で一番長い駅間距離(5km)。
井川に向かって進行方向右側の眼下は、大井川のV字谷となっており「東海の黒部」という人もいるという。
また「井川」駅は、静岡県の普通鉄道で標高の一番高い駅(686m)となっている。