【ニュース】 大井川鐵道、「新金谷」駅舎が国の有形文化財に登録、戦前の地方鉄道の様相を伝える洋風建築 静岡県島田市

2018.11.14
大井川鐵道株式会社(静岡県島田市、鈴木肇代表)は、同鉄道の拠点駅で、同社の本社機能がある「新金谷(しんかなや)」駅舎(静岡県島田市)が文化財保護法第57条第1項の規定に基づき、有形文化財として文化財登録原簿に登録されたと発表した。
登録日は11月2日。

同駅舎は、戦前に建築された地方鉄道の様相を伝える洋風建築。
屋根はスレート瓦葺、外壁は南京下見板張にペンキ塗り(ピンク)、軒下部分は漆喰塗り、窓は木製上げ下げ窓ペンキ塗り(青)となっている。

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同駅の1階部分は待合室・出札室・駅務室・乗務員室、2階部分は事務室・役員室・会議室・応接室。
1991年にトイレ増築と屋外階段の新造、2004年に列車乗務員詰所変更による内装の変更、2012年に待合室に喫茶店開店などの改修が行われたが、外観は建築当時の面影を十分に残しているという。

「新金谷」駅の所在地は静岡県島田市金谷東二丁目1112-2。
建築年は1926年~1927年。
構造・規模は木造・2階建て、建築面積は308.05㎡。