【編集部取材】 「観光地」の概念を根本から覆す?「井波彫刻の職人に弟子入りできる宿」。 富山県南砺市
2018.10.22
富山県地域振興課は10月20日、富山県の首都圏情報発信拠点「日本橋とやま館」(東京都中央区)で、建築家で株式会社コラレアルチザン・ジャパン代表の山川智嗣(やまかわともつぐ)氏によるトークショー「職人に弟子入りできる宿から始まる、井波彫刻による観光地域づくり」を開催した。
共催は日本橋とやま館、協力は井波彫刻協同組合。
山川氏は、1982年富山市生まれ。
明治大学理工学部建築学科卒業後、国内の設計事務所を経て、
2009年、中国・上海の設計事務所に活動の場を移す。
大規模な公共建築・商業建築の設計に携わり、2011年にトモヤマカワデザインを設立、2016年に富山県南砺市井波で職人に弟子入りできる宿「BED AND CRAFT」をプロデュースした。
2017年には「BED AND CRAFT」の取り組みが評価され、グッドデザイン賞を受賞している。
南砺市井波は今年5月、「木彫刻のまち井波」の歴史・文化の魅力を伝えるストーリー「宮大工の鑿(のみ)一丁から生まれた木彫刻美術館・井波」が日本遺産に認定。
8,000人程の人口のうち約200人が彫刻職人という、日本一の木彫りの町として知られている。
なおイベント会場では、山川氏による講演終了後、井波彫刻伝統工芸士の南部寿宣(なんぶ じゅせん)氏による「ぐい吞み」造りの実演が行われた。
<目次>
彫刻職人の8割は県外出身者。
富山県内で最も低い空き家率。
まち全体が唯一無二の「観光施設共同体」に。
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