【ニュース】 三菱地所ホーム、ツーバイフォー新築注文戸建住宅で11月以降の受注物件より壁枠組の縦枠と上下枠に使用する材料に国産木材を標準採用 東京都港区

2018.10.17
三菱地所ホーム株式会社(東京都港区、加藤博文社長)は、ツーバイフォー工法(枠組壁工法)による新築注文戸建住宅で、11月以降の受注物件より、壁枠組の縦枠と上下枠に使用する材料に国産木材を標準採用する。

同社ではこれまで、国内森林資源の適正利用と国内林業の持続的で健全な発展を図るため、国産針葉樹を使用した構造用合板や国産ヒノキ土台を標準採用するなど、トレーサビリティの明確な国産材の採用を積極的に行ってきた。

また、2015年以降は、「枠組壁工法構造用製材」での国産製材・たて継ぎ材のJAS規格改正、構造計算指針等の改定等などにより、輸入木材以外でも設計がしやすい環境が整ってきたという。

国産製材・たて継ぎ材は、目視による強度区分を行っているJAS規格品だが、同社ではさらに、1本1本の強度を工場で測定し、品質管理を十分行った材料を使用。
これらの材料を安定的に調達できるルートを構築できたことから、今回、壁枠組へ国産材の全棟標準採用を開始する。

その結果、同社が提供する新築注文戸建住宅1棟当たりの国産材採用比率は、ツーバイフォー工法による住宅メーカーとしてはトップレベルの82%を達成することになるという。

対象商品は、新築戸建の注文住宅の自由設計商品「ONE ORDER(ワンオーダー)」「ORDER GRAN(オーダーグラン)」、企画設計商品の「WIZE-H(ワイズエイチ)」「WIZE-U(ワイズユー)」。
採用開始時期は2018年11月1日以降の新規受注物件より。