【ニュース】 NTT都市開発、元清水小学校跡地で開発中のホテルを新築着工、歴史的価値ある小学校をコンバージョン 京都府京都市

2018.10.12
NTT都市開発株式会社(東京都千代田区、中川裕社長)は2018年10月、京都市東山区清水の元清水小学校跡地で開発中のホテルを新築着工した。

同計画エリアの京都清水は、平安京以前から清水寺を擁し、悠久の歴史を重ねてきた地。
現在は世界でも有数の観光地として発展を遂げている。
その中でも当該敷地は、法観寺八坂の塔を間近に望み、緑豊かな東山を背景に京都の町並みを一望できる恵まれた立地だという。

計画建物は、地上4階・延床面積約6,800㎡・客室全48室のホテル。
既存校舎のアーチ型開口や軒下の船腕木装飾など特徴ある外観を保存し、この立地ならではの眺望を活かした客室・施設を計画した。
ホテル運営者は株式会社プリンスホテル(東京都豊島区、小山正彦社長)を予定しており、この地ならではの唯一無二のホテルを目指す。

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開発コンセプトは「記憶を刻み、未来へつなぐ」。
清水小学校は明治2年に開校した下京第27番組小学校がその始まりで、昭和8年に現在地に移転新築。
以来、地域自治の拠点として機能、伝統的コミュニティの中心施設としてあり続けたという。

同プロジェクトでは、同小学校がこの地で刻んできた歴史を未来へ継承、約85年前に建築された既存校舎の意匠を保存し、これを尊重しつつ構造躯体の補強、付属施設を追加のうえ、ホテルとしての内装・設備を整備し、開校当時から育んできた地域とのつながりを尊重したホテルを開発する。

計画所在地は京都市東山区清水2丁目・清水4丁目。
敷地面積は7,120.67㎡、延床面積は約6,800㎡。
建物は地上4階。
客室数は48室(予定)、付帯施設はレストラン・フィットネス・スパ等。
竣工は2019年度秋(予定)。