【ニュース】 京都市都市整備公社、民間3社のシェアサイクルサービス「PiPPA」に本格参入 京都府京都市
2018.10.09
一般財団法人京都市都市整備公社(京都市下京区、河嶋敏郎理事長)は10月5日、大和ハウスパーキング株式会社(東京都大田区、田村哲哉社長)・株式会社オーシャンブルースマート(東京都板橋区、小竹海渡社長)・京阪電気鉄道株式会社(大阪市中央区、中野道夫社長)の3社が京都市内で展開するシェアサイクルサービス「PiPPA(ピッパ)」に本格参入した。
「PiPPA」は、GPS搭載のスマートキーを自転車に取り付けることで、1台の自転車を複数人で共有するシェアサイクルサービス。
今回、京都市内の駐車場・駐輪場の整備事業を手掛ける同公社が参入することで、京都市内に新たに9カ所のポートをオープンした。
今後は自転車の再配置などの配車作業にも協力する。
現在、PiPPAがメインエリアとして定める京都市北部エリアの交通機関は、京阪電車・京都市営地下鉄・JR・阪急電車・京福電車(嵐電)・叡山電車と鉄道路線が充実しているエリア。
しかし東西方向路線が少ないことから、鉄道空白地帯では「駅間のちょっとした移動が必要なエリア」や、公共交通機関だけでは「東西方向の移動が困難なエリア」が存在するという。
京都市は、通勤通学に用いられる自転車の分担率が政令指定都市の中で大阪市に次ぐ2位(出展:平成22年第5回近畿圏パーソントリップ調査結果)。
一方、自転車を保有していても、特定のエリアでは駐輪場不足により、駐輪が困難なエリアも存在するため、シェアサイクルの需要が見込めるとしている。
利用料金(税抜)はシングルライド(一時利用)1回につき100円(30分間)、以降も30分ごとに100円。
月額プレミアム(月額利用)は1ヶ月1,500円、6ヶ月6,000円、
12ヶ月1万円。