【ニュース】 大京など3社、松山市銀天街L字地区の複合再開発で事業参加協定、住宅・商業・公益施設を開発 愛媛県松山市
2018.09.21
湊町三丁目C街区地区市街地再開発準備組合(愛媛県松山市、日野二郎理事長)は9月19日、株式会社大京(東京都渋谷区、小島一雄社長)を代表企業とし、野村不動産株式会社(東京都新宿区、宮嶋誠一社長)・三菱地所レジデンス株式会社(東京都千代田区、脇英美社長)で構成されるグループと事業参加協定書を締結した。
四国最大の人口を有する松山市は、松山城を中心に発展してきた旧城下町。
日本三古湯といわれる道後温泉などの観光資源に恵まれている他、文豪夏目漱石や俳人正岡子規ゆかりの地であることから文学の街としても知られている。
また、愛媛県庁や松山市役所などの行政施設、いよてつ髙島屋や松山三越などの商業施設が中心市街地に集積し、コンパクトシティが形成されていることも同市の特徴だという。
「湊町三丁目C街区地区第一種市街地再開発事業」の対象地区は、同市の中心市街地にあるアーケード商店街の「銀天街」と「大街道」との中間地点に位置する銀天街L字地区(1~10街区)のうち、9・10街区。
好立地である一方、低・未利用地や老朽化した建物が多くあることから、都市防災上の課題を抱えており、官民一体となった街づくりが急務となっている地区でもあるという。
同事業では、優れた住環境を整備するほか、魅力ある商業・公益施設を開発、松山市の新たなランドマークとなる複合型施設の完成を目指す。
「湊町三丁目C街区地区第一種市街地再開発事業」の所在地は愛媛県松山市湊町三丁目4番6他(地番)、交通は伊予鉄道「松山市」駅より徒歩5分。
施行予定区域面積は約1.1ha。
法規制等は商業地域(容積率500%・建ぺい率80%)、防火地域、駐車場整備地区。