2018.09.13
パナソニックホームズ株式会社（大阪府豊中市、松下龍二社長）は、パナソニック ホームズ初となる、IoT活用による賃貸住宅第1号物件「Sm@rt Gran荻窪」（東京都杉並区）を9月に完成した。

同物件では、パナソニック製AiSEG2(R)連携をはじめとした、3つのスマート技術「スマート設備コントロール」「スマート宅配システム」「スマートキーシステム」を採用。
今後は、東名阪地域での拡販を目的としたテストマーケティングの位置付けで、同物件の1室をモデルルームとして活用し、IoT賃貸住宅の提案を推進する。

「スマート設備コントロール」では、パナソニック製AiSEG2(R)を介し、入居者のスマートフォンからエアコンや照明に加え、給湯器や電動シャッターの遠隔管理操作が可能。
「スマート宅配システム」では、宅配ロッカーを活用し、宅配物などの着荷をメールで通知するほか、荷物の発送やクリーニング、食品の宅配サービスも利用可能。
「スマートキーシステム」では、スマートフォンと連動し、エントランスのオートロックや玄関ドアをスムーズに開錠するという。

また同物件では、東日本電信電話株式会社（東京都新宿区、井上福造社長）との提携により、カメラやセンサを搭載した次世代プランター「IoTプランター」のトライアルを実施。
AIクラウドからの最適なアドバイスにより、約160種の野菜や果物などを栽培することを可能にした。

「Sm@rt Gran荻窪」の所在地は東京都杉並区上荻（NTT東日本保有地）、交通はJR中央線・地下鉄丸ノ内線「荻窪」駅より徒歩約8分。
敷地面積は767.54㎡、建物延床面積は1,707.14㎡。
構造・規模は重量鉄骨造「Vieuno（ビューノ）」・5階建。
総戸数は42戸。
住戸面積は26.79㎡～45.00㎡。
月額賃料は11万6,000円～14万3,000円。