【ニュース】 北海道など、2020年4月の民族共生象徴空間の開設に向け、白老駅周辺整備事業を実施 北海道白老町
2018.09.06
北海道胆振総合振興局・白老町・北海道旅客鉄道株式会社の3者は9月5日、白老町のポトロ湖畔で2020年4月の開設に向けて整備が進められている民族共生象徴空間(国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園等)の来園者(年間目標100万人)の受け入れに向けた交通アクセス整備を図るため、白老駅周辺整備事業を実施すると発表した。
同事業では、駅のバリアフリー化(事業主体:JR北海道)、町道末広東町通(自由通路)の整備(事業主体:白老町)、駅前広場の整備(事業主体:北海道)、合築施設(駅舎・白老町施設)の増改修(事業主体:白老町)を行う。
駅のバリアフリー化では、改札内エレベーター2基を設置するほか、駅舎内の改修などを実施する。
町道末広東町通(自由通路)の整備では、老朽化した人道こ線橋を架け替え、自由通路やエレベーター2基を設置。
駅前広場の整備では、約2,680㎡の面積で、鉄道とバス・タクシー・自家用車との乗り継ぎ機能の強化を図る。
合築施設の増改修では、公衆トイレを増築、観光案内ブースを整備するほか、建物の内外装もリニューアルするという。
なおJR北海道では、民族共生象徴空間の開設に合わせ、特急「スーパー北斗」の一部を白老駅に停車させる方向で検討を行うほか、北海道と白老町の要請による臨時改札(自由通路直結)の設置についても検討を行うという。