【ニュース】 トマルバ、京町家をリノベーションした宿泊施設「宿ルKYOTO 壬ノ宿(MIZUNOE NO YADO)」をオープン、コンセプトは「水」 京都府京都市

2018.09.05
古民家・京町家の一棟貸し宿のプロデュース・運営・集客を手掛ける株式会社トマルバ(京都市下京区、芦野貴大代表)は9月1日、京町家をリノベーションした宿泊施設「宿ルKYOTO 壬ノ宿
(MIZUNOE NO YADO)」(京都市中京区)をオープンした。

同プロジェクトは、不動産証券化と投資型クラウドファンディングを組み合わせ、京町家を宿泊施設として再生する取り組み。
現在空き家となっている京町家の中には、築年数が経過していること、必要な修繕がされていないこと等から担保価値が認められず、銀行融資を受けにくい状況にあるものが多く存在しているという。

同取り組みでは、担保価値だけでなく、将来生み出すキャッシュフローや社会的な価値等にも着目し、その価値に共感する投資家から事業資金を募ることで、古民家再生を促進し、空き家問題の解決や歴史的な景観の維持の一助にもなるとしている。

同宿が所在する壬生エリアには、「壬生〇〇町」と言われる住所が点在、水が湧き出るエリアであったとされることから、同宿でも「水」をコンセプトとし、壁は水をイメージした青色の左官で塗り上げ、水の動き等を演出した。
庭には、山から厳選して運んできた300キロ近くにもなる石水盤を設置、湧き出る水をイメージした庭を作り上げたという。

宿泊客には、宿の近くの店で朝食などが無料で食べられる
「YADORU Gift」を進呈。
「YADORU Gift」は、朝食以外にも、銭湯やランチ、アクティビティの割引などに利用可能だとしている。

客室内では、西川の高級寝具、一保堂茶舗のお茶、松栄堂のお香など、京都の良さ・歴史を感じられる備品を用意。
その他、KOSEブランドのアメニティや雪肌精のコスメ用品、
NESPRESSOの本格業務用コーヒーマシン、バルミューダのトースターや電気ケトル、職人の手作りによるクチポールのカトラリー、無印良品のバスソルトなど、拘り抜いた備品やアメニティを用意したという。

「宿ルKYOTO 壬ノ宿(MIZUNOE NO YADO)」の所在地は京都市中京区壬生坊城町66-16、交通は京福電鉄「四条大宮」駅・阪急「大宮」駅より徒歩5分。
敷地面積は51.3㎡・延床面積は55.6㎡。
構造・規模は木造瓦葺・2階建。
客室は1室。