【ニュース】 サンクトガーレン、今夏収穫の山梨ホップ「かいこがね」を使用したビール「FRESH HOP IPA」を数量限定で販売 山梨県北杜市
2018.09.05
サンクトガーレン有限会社(神奈川県厚木市、岩本伸久代表)は9月5日、今夏に山梨県北杜市で収穫したホップで仕込んだビール「FRESH HOP IPA(フレッシュ ホップ アイピーエー)」を数量限定で発売した。
「FRESH HOP IPA」は北杜市で8月2日に収穫した「かいこがね」ホップを使用した醸造したビール。
「かいこがね」は北杜市で発見された日本の種苗登録ホップ第1号で、甲斐で生まれた黄金色のホップが名前の由来となっている。
若い頃は黄金色で、成長とともに濃い緑色となり、香りは柑橘系で、金柑を思わせる和の雰囲気があるという。
北杜市では、昭和初期から50年以上にわたり、大手ビール会社との契約でホップ栽培が広く行われていたが、輸入ホップの台頭で
1993年に大手ビール会社との契約が終了。
大半の農家がホップ栽培を止め、「かいこがね」も姿を消していったという。
そんな中、ホップ農家の浅川さん(写真左)は、「義父が発見・改良に関わった、かいこがねの種を絶やしたくない」と畑の片隅で栽培を継続。
販売のあてもなく、作っては捨て、作っては捨ての日々が続いた。
そんな浅川さんのホップが再びビールになったのは2012年。
種を守るためにホップ栽培をしている浅川さんの話を聞いた同社が、毎年収穫を手伝うととともに、全量を買い取りビールにしている。
「FRESH HOP IPA(フレッシュ ホップ アイピーエー)」の内容量は330ml、アルコール分は6.5%。
希望小売価格は429円(税抜)。
販売場所は同社オンラインショップ、他全国の取扱店(樽生有)。