【ニュース】 住友商事など、山形県では最大、東北では最大級となる酒田バイオマス発電所の商業運転を8月23日に開始 山形県酒田市

2018.08.29
住友商事株式会社(東京都中央区、兵頭誠之社長)は、同社100%子会社のサミットエナジー株式会社(東京都千代田区、小澤純史代表)を通じ、サミット酒田パワー株式会社(山形県酒田市、高瀬正道代表)が手掛ける酒田バイオマス発電所(山形県酒田市)の商業運転を8月23日に開始した。

同発電所は、サミットエナジーが2012年12月に設立したサミット酒田パワーを事業主体として建設し、運営を行うもの。
酒田北港に位置する酒田臨海工業団地で事業を展開してきた。
発電容量は5万kWで、山形県では最大、東北では最大級のバイオマス発電所となる。

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バイオマス発電は、木質チップ(未利用材・間伐材・一般材)、木質ペレット、パーム椰子の殻(PKS)等を燃料として発電する、カーボンニュートラルな再生可能エネルギー。
再生可能エネルギーの中でも、天候に左右されず、24時間フル稼働を前提とする「ベースロード電源」に分類され、安定して電気を供給する。

サミットエナジーは、事業会社を通じ、酒田バイオマス発電所の他、稼働中の糸魚川バイオマス発電所(5万kW)および半田バイオマス発電所(7.5万kW)の計3カ所の大型バイオマス発電所を保有・運営する国内最大級のバイオマス発電事業者。

同発電所で使用するバイオマス燃料については、住友商事の生活資材・不動産本部を窓口として、国産木質チップや輸入木質ペレット等を調達。
国産木質チップは、山形県産を中心とした未利用材や林地残材等を活用し、バイオマス燃料の約4割を賄う。
輸入木質ペレット等は国外から幅広く調達する。
また、発電した電気はサミットエナジーを通じ、電力需要家向けに販売するという。