【ニュース】 高知県立農業担い手育成センター、仕事を続けながら学べる、就農への入門講座「こうちアグリスクール」東京・土曜昼間コースの受講生を募集 高知県四万十町

2018.08.21
高知県立農業担い手育成センター(高知県四万十町、鈴木芳孝所長)は、高知県への新規就農や移住について学べる「こうちアグリスクール」東京会場で、8月25日より隔週土曜日・3回にわたって開講する「土曜昼間コース」の参加者を募集した。
対象は、関東エリア在住者で、農業のはじめ方を知りたい人、就農した体験談を聞いてみたい人、高知県の農業の特徴を知りたい人、農家出身ではないが農家になりたい人、移住して農業をしたい人。
内容は、8月25日が農業の基礎知識、高知県農業の特徴と野菜栽培の基礎知識、就農までの流れ・心構えなど。

同センターでは、アグリスクールの開催から、就農希望者への長期研修、就農支援など入口から就農までを一貫して支援しており、「こうちアグリスクール」を東京・大阪・高知で実施している。

こうちアグリスクールとは、高知県農業の特徴や農業の基礎知識をはじめ、経営視点での農業、高知県の支援制度、関東地方から高知県へ就農した人の体験談など、個人では収集が難しい情報の提供を行うことで、農業への第一歩を踏み出すことができる就農への入門講座。
講師は高知県の就農コンシェルジュや、高知県庁の農業の専門職員が行う。
最大の特徴は、実際に都会から高知県内へと移住就農し、現在農家として地域で活躍している人達から体験談を直接聞けること。

高知県では、小規模な農地でも収益性の高い、ビニールハウスを利用した野菜栽培が盛ん。
ナス、シシトウ、ニラは日本一の出荷高を誇り(農林水産省「平成28年産野菜生産出荷統計」より)、キュウリも全国有数の産地となっている。

平成28年度高知県調査では、年間約270人が新規就農した。
産地や地域の担い手が減少している現状と向き合い、産地の維持拡大に向けて年間320人の新規就農者を目標に「産地提案書」により各産地がその地域に適した作物の担い手を募集する活動をしている。
同「産地提案書」に沿って就農する場合は、相談・研修・就農までを総合的に支援することで、よりスムーズな就農に繋がっており、各地域で若者が暮らせる持続可能な農業の実現を目指して取り組んでいるという。

「『こうちアグリスクール』東京土曜昼間コース」の開講日時は、8月25日・9月8日・9月22日、全日土曜日、14時~18時、3日で1コースとなる。
開講場所は東京農業大学グリーンアカデミーホール(東京都世田谷区桜丘3-9-31)。
受講料は1,530円。
定員は40名。
申込は「こうちアグリスクール」サイトより。