2018.08.16
小田急電鉄株式会社（東京都新宿区、星野晃司社長）と小田急グループの江ノ島電鉄株式会社（神奈川県藤沢市、楢井社長）は、神奈川県と連携し、9月6日～16日の期間、藤沢市江の島周辺の公道で自動運転バスの実証実験を実施する。

同実験は、神奈川県が取り組む「ロボット共生社会推進事業」の推進と、小田急グループのバス自動運転の検証のために実施するもの。
セーリングワールドカップシリーズ江の島大会の開催にあわせ、一般モニターを募集し、SBドライブ株式会社（東京都港区 佐治友基社長）協力のもと、江ノ電バスの運行区間を一部延長し、「江ノ島海岸バス停」～「小田急ヨットクラブ」間で実験車両を走行する。

同実証実験では、一般車両や自転車、歩行者が行き交う環境での自動運転バスの走行検証を行うほか、自動運転バスの実用化に向けたサービス面の検証も行う。
実験車両には、日野ポンチョをベースにした自動運転車両を使用、レベル3相当（限定条件の下で、システムが全ての運転タスクを実施し、システムが要請したときのみドライバーが対応）で走行する。

実証実験の実施期間は9月6日～16日、このうち一般モニターの試乗は9月11日～16日（天候・災害等の理由により中止になる場合あり）。
運行ルートは、「江ノ島海岸」バス停～「小田急ヨットクラブ（江の島島内）」の約1km。
運行時間は平日が10時～16時に往復6本、土日が10時～15時10分に片道5本（小田急ヨットクラブ発のみ）。

自動運転バスへの乗車は、8月14日より事前予約制・先着順で応募を受け付ける（募集人数は450名程度、無料）。
なお、スマートフォンアプリ「Yahoo!乗換案内」では、9月11日～16日に日付を指定し、「小田急ヨットクラブ/江ノ電バス自動運転」を目的地に設定すると、ルートが表示され、「バス予約サイトへ」のボタンをタップすると、予約サイトから予約が可能となる（予約サイトからの直接予約も可能）。