【ニュース】 西日本鉄道、福ビル街区で福岡ビル・天神コアビルの建替を決定、商業・オフィス・ホテル等の複合施設を2024年に開業予定 福岡県福岡市
2018.08.06
西日本鉄道株式会社(福岡市中央区、倉富純男社長)は8月3日、福ビル街区(福岡市中央区、福岡ビル・天神コアビル・天神第一名店ビルを含む街区)で、第1期事業の建替計画(福岡ビル・天神コアビルの建替)を決定したと発表した。
同地区では2008年、天神明治通り街づくり協議会が設立。
加えて、福岡市による天神ビッグバンプロジェクトの後押しにより、水上公園のリニューアル(「シップスガーデン」の開業)を皮切りに、(仮称)天神ビジネスセンターや旧大名小学校跡地活用事業が始動、これに続く形で福ビル街区建替プロジェクト第1期事業が始動する。
開発コンセプトは、「創造交差点 meets different ideas」。
アジアゲートウェイ、九州一の商業エリア、職住接近のコンパクトシティといった特徴を活かしたヒト・モノ・情報の交差により、常に新しいビジネスと文化を生み出し、新しいまちのブランドを示すことで、福岡天神を「来街者とワーカー自ら主体となって創造と文化を楽しむまち」に変革させることを目指す。
建て替え後の建物は、地上19階地下4階、延床面積約10万㎡で、商業・オフィス・ホテル等のミクスドユース施設(複合施設)を建設する。
商業フロアでは、福岡ならではのライフスタイルを発信することで天神の魅力を高めるとともに、オフィスワーカーの利便性向上に寄与する機能を配置。
オフィスフロアでは、九州最大の基準階面積を誇る賃貸オフィスを整備する。
ホテルフロアでは、クリエイティブワーカーや外資系ワーカーをターゲットとしたハイクオリティホテルを整備、ビジネスとの融合を目指す。
圧倒的な規模感と多様性に満ちた複合施設、グローバル企業の受け皿となるハイスペックオフィス、様々なアクティビティが交差するスカイロビー、福岡の新たなランドマークとなる建築デザインなどが特徴だという。
今後は、2019年4月以降に福岡ビル・2020年4月以降に天神コアビルの解体に着手、2023年12月に第1期ビルの竣工、2024年春の開業を目指す。
なお、現在福岡ビルに入居中の西鉄本社は、2019年3月末に博多センタービル(福岡市博多区)に移転する。
(仮称)天神一丁目11番街区開発プロジェクト第1期事業の所在地は福岡市中央区天神一丁目11番。
敷地面積は約6,200㎡、延床面積は約10万㎡。
階数は地上19階塔屋1階地下4階。