【ニュース】 小田急箱根グループ、2020年度にかけて、乗り物の新造や駅舎改良など総額100億円規模の大型投資を順次開始 神奈川県箱根町
2018.08.02
箱根エリアで交通サービスを中心に事業を展開している小田急箱根グループは、2018年度から2020年度にかけて、乗り物の新造や駅舎改良など、総額100億円規模の大型投資を順次開始する。
小田急箱根グループは、小田急電鉄の中間持株会社・小田急箱根ホールディングス(神奈川県小田原市、五十嵐秀社長)を持株会社とし、箱根登山鉄道・箱根登山バス・箱根観光船・箱根ロープウェイ・箱根施設開発・箱根登山観光バス・箱根登山ハイヤー・箱根登山トータルサービス・箱根プレザントの10社を擁する地域企業グループ。
今回発表した投資計画では、「もっと乗りたくなる箱根」「もっとまわりたくなる箱根」「もっとわかりやすい箱根」をテーマに掲げ、日本国内や世界各地から訪れる観光客に、より楽しく快適に箱根を周遊してもらい、箱根エリアの発展にも貢献したいとしている。
「もっと乗りたくなる箱根」では、乗り物でめぐる箱根の楽しさを追求。
箱根観光船では新型海賊船の建造、箱根ロープウェイでは新型ゴンドラの導入、箱根登山鉄道では箱根登山電車新型車両の追加導入・箱根登山電車2000形車両の更新・箱根登山ケーブルカーの更新、箱根登山バスでは路線バス車両の増車と更新などを実施する。
「もっとまわりたくなる箱根」では、より充実した空間の提供に向け、山内施設の機能的・質的向上を目指す。
箱根登山鉄道と箱根ロープウェイでは早雲山駅舎の改築と改修、箱根登山鉄道では箱根登山電車各駅の改築・箱根強羅公園体験工芸館「箱根クラフトハウス」のリニューアル、箱根ロープウェイでは大涌谷駅待合室の新設、箱根登山バスでは箱根キャリーサービスの運搬車両増強を実施。
「もっとわかりやすい箱根」では、より快適な箱根周遊の実現に向けたサービスの充実を図る。
箱根登山バスではバスロケーションシステムの導入、小田急箱根ホールディングスでは情報媒体の多言語対応強化を進めるという。