【ニュース】 新日鉄興和不動産、小田急相模原駅前で住宅・商業・公益施設が一体となった複合再開発プロジェクトを本格始動 神奈川県座間市
2018.07.02
新日鉄興和不動産株式会社(東京都港区、永井幹人社長)は6月29日、小田急相模原駅前西地区市街地再開発組合及び座間市と推進中の住宅・商業・公益施設を一体的に整備する座間市初の法定再開発「小田急相模原駅前西地区第一種市街地再開発事業」(総開発面積約2,700㎡)で、「多世代共創型街づくり」の実現へ向けた取り組み概要を発表した。
同事業が立地する地区は、座間市北東端に位置し、小田急相模原駅北口に接し、古くから市街地形成が進んできたエリア。
また、座間市都市マスタープランでは「地域拠点形成地区」に位置づけられている一方で、老朽化した木造建物が密集し、人口密度が高く、防災性や景観、交通環境などに懸念がある地区だったという。
同事業では、都市型住宅「リビオタワー小田急相模原レジデンス」(総戸数154戸)のほか、地元市民の声を取り入れた市民交流スペースや子育て支援施設を設置。
あらゆる世代の人々が集まることが可能な地域に開かれた多世代共創型施設を計画している。
小田急相模原駅前再開発エリアでは、2007年に第1弾となる「ラクアル・オダサガ」の開業を皮切りに、2013年には第2弾となる「ベアナード・オダサガ」が開業。
この2つの再開発事業により、駅前広場やペデストリアンデッキの整備、暮らしに必要な利便施設が整えられ、活気や都市景観を高めるとともに、生活機能が充実した暮らしやすい街へ進化してきた。
第3弾となる同事業では、立地特性と課題を踏まえ、防災性の向上、商業の活性化、地域拠点の整備、都市型住宅の供給、コミュニティ拠点の整備を定めている。
住宅・商業・公益施設を一体設置し、これらの用途の調和により多世代が集まり出会う空間を生み、そこで交流し互いに支えあえるコミュニティ溢れる快適な空間づくりを目指す。
建物は「住宅棟」と「商業・公益棟」の2棟で構成、街づくり整備方針の中でも重要な「地域拠点・コミュニティ拠点の整備」を達成するため、「商業・公益棟」が重要な位置づけを担う。
具体的には、小田急相模原駅前の中心となる交差点に佇むことから、地域拠点としての顔づくりを意識した外観デザインとするほか、同市では、商業・公益棟を活用し、市民交流スペース・子育て支援施設・保育施設を設置。地域・コミュニティ拠点の整備を進める予定としている。
「リビオタワー小田急相模原レジデンス」の所在地は神奈川県座間市相模が丘1丁目293番(地番)、交通は小田急小田原線「小田急相模原」駅より徒歩2分。
総戸数は154戸(分譲118戸・非分譲住戸36戸を含む)。
敷地面積は2,699.95㎡、建築面積は1,796.55㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・鉄骨造、地上20階建。
竣工は2019年1月下旬予定。