【ニュース】 JR西日本など3社、旅館業法改正に伴い、「篠山城下町ホテル NIPPONIA」などで「分散型ホテル」の営業許可を取得、「分散型古民家ホテル」を全国展開 兵庫県篠山市

2018.06.18
昨年6月26日に業務協力に関する協定書を締結した西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、来島達夫社長)・株式会社NOTE(兵庫県篠山市、藤原岳史社長)・バリューマネジメント株式会社(大阪市北区、他力野淳代表)の3社は、今年6月15日に改正された「旅館業法」による古民家ホテルの取り組みについて発表した。

今回の法改正では、代替措置による「玄関帳場の設置義務」の免除、各種の数値基準の撤廃などが実現。
「分散型ホテル」を運営することが可能となったこをと受け、新旅館業法適用の「分散型古民家ホテル」を展開する。

法改正に合わせ、現在営業中の「篠山城下町ホテル NIPPONIA」「竹田城 城下町 ホテルEN(えん)」についは、日本初の分散型ホテルとして営業許可を取得。
古民家などの歴史的建築物を活用した分散型ホテルを全国に展開するという。

このほど、JR西日本グループでは、「歴史的建築物を活用した地域活性化に向けた業務協力に関する協定」の締結後初めて、「篠山城下町ホテル NIPPONIA」を利用する旅行商品や日帰り駅プランを発売。
鉄道利用と旅の目的地として「NIPPONIA」を組み合わせることにより、丹波篠山エリアの歴史や魅力を広く発信するとしている。

具体的には、日帰りプラン「駅長おすすめ 駅プラン」で、「篠山城下町ホテル NIPPONIA」のレストランでの食事を日帰りで気軽に楽しめるプランを発売。
JR「篠山口」駅までの往復割引きっぷとレストランでの食事に加え、「駅プラン」だけの特典が付いたオリジナルのプランを提供する。

また、日本旅行でも、篠山城下町エリアでの新たな客室開業に合わせ、JR西日本の会員組織「おとなび」「ジパング倶楽部」会員向けに、1泊2日の旅行商品(団体型・個人型)を発売する予定。

あわせて、篠山口駅から篠山城下町エリア、福住エリアへアクセスする際の一助になるように、篠山市とJR西日本レンタカー&リースが連携、JR篠山口駅でレンタカーサービスの導入を進めている。